腸までしっかり届けることが大事
最近注目されているラクトフェリン。
免疫力や抵抗力を高めてくれる効果があるので、健康や美容に効果的だと言われています。
様々な種類のラクトフェリンがありますが、その中でも、腸まで届く「腸溶性」のものを選ぶといいそうです。
食物からは摂取できない?
ラクトフェリンは、ほ乳類の母乳に多く含まれている成分なので、もちろん牛乳にも含まれています。
じゃあ、牛乳を毎日飲んだり、乳製品を食べたりすれば、自然と摂取できる…と思う人もいるかもしれません。 残念ながら答えはNOです。
ラクトフェリンは熱に弱いため、市販の加熱殺菌された牛乳や乳製品には、ほとんど含まれていないのです。
加熱処理されていない生乳や乳製品には、ラクトフェリンが含まれていますが、これも胃の段階で消化・分解されてしまうのでほとんど効果はありません。 ラクトフェリンは熱だけでなく酸にも弱いのです。
つまり、普段の食物からはラクトフェリンはほとんど摂取することができない…ということになります。 ラクトフェリンを効果的に摂取するためには、食物以外の方法での摂取が望ましいと言うことになります。 それも胃で消化・分解されないタイプのものを選ばなくてはなりません。
腸溶性ラクトフェリン
腸溶性のラクトフェリンは、胃で消化・分解されないように特殊なコーティングが施されています。
そのため、直接腸まで届き、効果を発揮することができるのです。 最も一般的なのは、特殊コーティングされたサプリメントです。 摂取する際には、サプリメントは噛まずに服用するのがオススメです。 せっかくの特殊コーティングも、噛んでしまうと意味が無くなり、胃で消化・分解されてしまいますから…。
腸溶性ラクトフェリンがなせ効果を発揮するのか、おわかりいただけましたか? ラクトフェリンを選ぶ際には、「腸溶性」、あるいは「腸まで届く」と書かれたものを選ぶようにしましょう。