動物にとって必要な成分
ペットにラクトフェリン…というと、意外な感じを受ける人もいるかもしれません。
実は、ラクトフェリンは、人間だけでなく、ペットにも効果のある成分なのです。 ほ乳類のペットの場合は、その母乳にもラクトフェリンは含まれています。 ペットにとっても、免疫力や抵抗力を高めてくれるので必要な成分であると言えるのです。
口の中の環境を整える
犬や猫などのほ乳類の場合は、ラクトフェリンは免疫力や抵抗力を高めるという効果に加え、特に口内環境を整えるという目的で与えることが多いようです。
口の中の病気として多いのは、虫歯や歯周病などの症状と、口内炎です。
人間と違って自分で歯磨きが出来ないため、ペットは虫歯や歯周病になりやすいと言われています。 また口内炎になると、痛くて食事が出来なかったり、また傷口から細菌に感染して病気になったりすることがあります。
ラクトフェリンは歯周病菌や毒素を抑える働きをもっています。また、口内炎に対しても炎症を抑える効果があります。
人間のようにサプリメントで服用させる…というのはなかなか難しいので、ラクトフェリンが配合されたペットフードで摂取させる方法が一般的です。 ちなみに、赤ちゃんのペット用には、ラクトフェリン入りのミルクもあります。 ペットフードやミルクに混ぜることで、ペットにもラクトフェリンを摂取させることが可能です。
ほ乳類以外のペットにも
ほ乳類以外のペットに対しても、実はラクトフェリンは効果を発揮します。 例えば、観賞魚には顆粒状のラクトフェリンがあり、通常の餌に混ぜて食べさせると、病原菌から魚を守ってくれる効果が期待できます。
免疫力や抵抗力を高めるという点で、最近ではペットにもラクトフェリンを与える飼い主が増えてきています。
家族同様にかわいがっているペットがいるご家庭も多いと思います。 この機会に、ペットの健康のためにラクトフェリンの利用を検討してみてはいかがでしょうか?